9月8日(水)には、国際政治アナリストの伊藤貫先生をお招きして、国政政治について講義をしていただきました。伊藤貫先生は、ワシントンに20年以上在住し、国際政治と金融政策のアナリストとしてご活躍中です。2年ぶりの帰国となる今回、スケジュールの合間を縫って、政経塾にお越しくださいました。

 アメリカでリアリズムの国際政治学を学ばれた伊藤先生は、その中核理論である、バランス・オブ・パワーの理論を講義してくださいました。現代でも、国際政治の舞台では、国同士の国益がぶつかりあい、まさにサバイバルの世界が展開していますが、「この現実を直視し、国家と国民の安全をいかに守るか」という、リアリズムの観点こそが今の日本には必要なのです。
 伊藤先生は講義の中で、「日本は、中国、北朝鮮、ロシア、アメリカといった、核兵器を保有する覇権国家に囲まれており、非常に危険。それを日本の政治家も官僚も正しく認識していない」と鋭く指摘されました。
 今後、日本が21世紀に生き残っていけるかどうかは、覇権獲得を目指す国家(特に中国)から自国を守るための「自主防衛能力」を確立できるかどうかにかかっているのです。

 大川隆法名誉塾長は、「普通の主権国家として、世界のグローバルスタンダードとして、『自分の国は自分できちんと守る』というスタイルにする。日本をそういう世界標準の国にする」という決意を述べられています。
 講義を聞いて、塾生たちは日本の安全保障に関して使命感を新たにしました。

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